精神病を医療機関で克服する【メンタル強化サポート】

先生

心ではなく脳の病気

医師

ノイローゼとは異なる

精神病ときくとノイローゼと思い浮かべる人も少なくありませんが、ノイローゼは精神病ではありません。ノイローゼは神経病です。病気に至るレベルでないところで言えば、日常生活で誰しもノイローゼに近いことを経験しているのです。誰しも不安になることはあります。明日のプレゼン失敗しないか、最後まで失敗しないでピアノを弾けるかなど日常生活に不安はつきものです。それが一過性であるかそうでないかの違いがあります。不安要素が大きくなり何に対しても不安になるのがノイローゼで神経病です。たとえば高いところに登ることに不安は感じますが、不安を感じすぎて階段を上ることもできなくなってしまうような事例です。それに対して精神病は日常生活の中で感じることのできない特殊な病気です。現実と非現実の区別がつかないような現実検討能力の障害が生じている状況を精神病と呼びます。神経病が心の病であるのに対して精神病は脳の病気なのです。精神病の場合、例えば自分は誰かに操られているとか信じ切ってしまっているような状態です。区別が近いものに性格障害もあります。性格障害は精神病と神経病の中間に位置するものですが性格上の要因であるため精神病とは異なっています。

トラウマも精神疾患の一つ

精神病の特徴として脳の活動が正常に行われないことで体の各部分や行動に異常が生じます。代表的な病気に自律神経失調症や抗うつ神経症、躁うつ神経症、統合失調症、強迫性障害、不安神経症、パニック障害、摂食障害、トラウマ、PTSDなどがあります。自律神経失調症は交感神経と副交感神経の二つから成り立つ自律神経のバランスが崩れた時に体調不良が起こるものです。症状は様々で体の異変や他の精神的異常を生じる場合もあります。抗うつ神経症は、うつ状態ほど重くないものの、慢性的に軽度のうつ状態が継続する病気で、幼少期に大切な人との別れなどがあると起こりやすいといわれています。躁うつ神経症はうつ状態とそう状態を繰り返し行う病気で体の異変を伴うものが多くなっています。統合失調症は、遺伝的な要因が大きく、思考や知覚、自我意識、医師や欲望、感情などに異変を起こすことが多い病気です。強迫性障害は、強迫観念を経験したことで生じる病で強迫観念を打ち消そうとする強い働きだけが表に出てしまいます。他人に知らないところで危害を加えてしまう恐れもあり、抜本的な治療が必要な病の一つです。パニック障害は予測できない不安を感じた時に症状を繰り返す病です。